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40代で免許返納した 現在93歳の祖母の話。

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こんにちは こちらは昨日からずーっと雨で 家族中が狭い家にひしめき合っています。

 

オカンです。

 

昨日の高齢者ドライバー免許返納問題の続きなんですが

今日はあっさりと40代の時に免許返納してしまった 現在93歳の祖母の話です。

 

 

目次

 

 いつ返納したのか

 

祖母が免許返納したのは 40代。この頃まだ私は生まれていないので

祖母が運転していた姿を見たことがありません。

 

そして 実母も父とは結婚する前の出来事なので この返納に到るまでの一連の流れを知らなかったのですが 結婚後に 義母である祖母に話を聞いたようです。

 

返納したのは1970年代。

 

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1970年代に入ると2度のオイルショック、排出ガス規制の影響などを受けて販売台数が伸び悩む時期もあったが、1980年代は再び右肩上がりに台数を伸ばし、1990年には未曾有の好景気にも後押しされ年間販売台数250万台を達成した。

しかし、一転して1991年以降はバブル崩壊による経済の停滞やそれに端を発する社会構造の変化などの影響を受け、長期的な漸減局面に入っている。

 

www.toyota.co.jp

 

乗用車の国内台数も爆発的に増えていたし その頃の祖母が住んでいた地域は今と変わらず 車を必要としていた。

 

じゃあなんで40代で免許返納したのか。

 

 祖父が祖母に返納させた と聞いています。

昔から頑固な性格だった祖父は一旦言い出したら 言うことを聞かない性格で

祖母の渋々応じたのでしょうか。

 

それから祖母が一人で移動するときは徒歩か自転車 そして祖父の運転する車の助手席です。

 

身体能力に問題はなかった

 

この頃の祖母は育児に介護 家事 仕事もしていたので 毎日忙しくしていました。

運転免許はむしろ 必要だったかもしれない。

 

決定的な出来事

 

祖祖母 (オカンからみたひいばあちゃんです)が交通事故で無くなっています。

信号機のない横断歩行中で車にはねられたようです。

事故現場は 自宅からすぐ近くの 少しカーブがあるものの 見通しの良い道路。

 

身内を交通事故で亡くした経験が 祖父が祖母を説得したことにつながったのか。

 

40代で体力はあったとしても 一般的に男性より 空間認知能力や 機械の操作性の能力が女性は劣ると言われています。

 

オカンだって 旦那を助手席に乗せると 運転に対して文句を言われています。

 

 

返納した後は

自転車です。  

75歳になって 「坂道がキツイ」と電動アシスト自転車を購入しました。

 

この頃 まだまだ元気です。

 

そして

90歳になっても この電動自転車に乗っていました。

 

90歳の祖母は 耳が遠く 動きは緩慢

道路に出ても左右の確認なんてしません。

耳が聞こえにくいので 車の気配を感じることができません。

 

祖母に周囲の人間が 自転車の運転が危険であることを伝えても 聞き入れられませんでした。

 

行動半径が ほぼ田んぼ道という 車の通らない場所ならいいのですが 

家から出れば交通量の多い国道で 細い歩道です。

 

この道を耳の聞こえにくい90歳の老人が自転車を漕いでいる現実に背筋が寒くなります。

 

 

自転車を取り上げたきっかけ

 

頑なに電動自転車に乗りつづけた祖母の自転車を取り上げたきっかけは

散歩中に 何にもない平坦な道で転んでしまい 頭部外傷で数針縫う怪我を負いました。

このことがよほどショックだったのか 外出を控えるように・・・

 

このとき93歳です。

 

自転車に乗らないように 家族が鍵を隠しました。

 

 

運転免許は警察から交付されるもの

 

自転車には免許制度がありません。

幼稚園の年長さんぐらいになれば 自転車に乗ることができるようになります。

 

子供には 交通規則を徹底して守らせることができても 

高齢者の場合、法令違反の状況が高いというデータも出ています。

 

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*2

 

 

車を運転している側はどんなに注意しても 飛び出してくる自転車には対応が難しいです。

ましてや 近くに車が走っていることすら 聞こえていない老人の走行する自転車

 

事故を起こしてしまったら 過失割合は自動車側が圧倒的に不利で

相手が老人だからと 軽くなるわけではありません。

 

祖母が無理な走行で怪我を負うことは いわゆる「自己責任」かもしれませんが

相手 ドライバーの人生

もし 祖母を避けようと 他人を巻き込む事故に発展したら・・・・

 

現在は 

 

通院等には父が付き添っています。

しかし 父の手を煩わせることに心苦しいのか 一人で外出したいのか

 

シニアカー

 

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こういうのですね。

 

これを欲しがっているんです。

94歳になろうとしているんです。

 

隣で話していても聞こえないくらい耳は遠いです。

ですが 認知症があるわけではなく 散歩も自由に行けて 杖なしで歩いています。

 

もちろん 購入することに家族は大反対です。

 

地方の高齢化は都市部よりも深刻

 

車や 自転車は高齢者の交通手段です。

むやみに取り上げると 高齢者の生活に直結します。

 

車は免許交付システムでどうにかできるかもしれない。

でも、自転車は?

 

高齢で自転車に乗っているなんてわずかなのかもしれないが

保険の強制加入など 一定の規制のようなものを作り 

加入時に自分の身体能力を知り、 行動を慎重にするなどのきっかけが作れたらいいなと思う。

 

 

でも、昔から いうよね

 

「老いては子に従え」って・・・・。

 

マジほんとそうだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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*1:トヨタ企業サイトより

*2:警察庁資料より